こんにちは!宮崎県在住、調理師免許を持った防災士・フードコーディネーターの りあん です。災害時でもかんたんに作れて、美味しく食べられる防災飯レシピを更新中です。
今回は、災害時に役立つ「防災飯」の中から、ポリ袋でワカメごはんおにぎりを作る方法をご紹介します。耐熱温度120℃のポリ袋さえあれば、ご飯を炊くことが出来ます。ぜひお試しください。
まずは、災害時にポリ袋で湯煎調理する方法のメリット・デメリットをお伝えします。
- 炊飯器がなくてもご飯が炊ける
- 約40分で できあがる
- 洗い物が出ない
- 節水できる
- ポリ袋を使い捨てする
それではさっそく実際に作っていきましょう!
防災飯|ポリ袋でワカメごはんおにぎりを作る方法
調理時間:約40分
用意する物(代用できる場合は他のものでも可)
- カセットコンロ+ガスボンベ
- 鍋+耐熱皿
- 茹でる用の水(雨水などでもOK)
- アイラップミニ(耐熱温度120℃のポリ袋)
- 菜箸+輪ゴム
- キッチンバサミ
- 箸(割りばし等)
- 計量スプーン+計量カップ
材料(おにぎり2個分)
- 米…1合(無洗米がベスト)
- 水…200ml
- まぜごはんのもと「わかめ」…小さじ2(山盛り)
作り方
①カセットコンロの上に鍋を乗せ、茹でる用の水(分量外)を入れ、耐熱皿を鍋の底に敷き、湯を沸かす。
②アイラップ(耐熱温度120℃のポリ袋)に米と水を入れる。
③空気を抜くようにして、袋の口を絞ってから、テーブルの上でコロコロ転がす。中の空気が泡になって集まるので、絞りを解いて、空気を抜く。再び袋の口を絞り、上部まで絞り上げる。なるべく上部で結ぶ。
④菜箸に輪ゴムをまき、袋の結び目の下を菜箸で挟む。
⑤菜箸を鍋のふちに渡し、袋を湯に沈めて、ポコポコと30分間茹でる。
⑥菜箸をもって、鍋から取り出し、5~10分ほど蒸らす。
⑦結び目のすぐ下をハサミで切り、ご飯を箸でほぐす。
⑧まぜごはんのもと「わかめ」を入れて、しっかりと混ぜ、袋の両端に2等分にして寄せる。
⑨ポリ袋の真ん中をハサミで切って、ご飯がはみ出さないようにポリ袋で包みながらおにぎりにする。
以上です。とてもかんたんです。
レシピを1枚の画像にまとめています。保存してお使いください。(商用利用不可)
防災飯|ポリ袋でワカメごはんおにぎりを作る方法のメリット
- ポリ袋に材料を入れて茹でるだけで、かんたんに出来ます。
- 洗い物がないので節水できます。
- 袋のままで受け渡しができるので、衛生的です。
- 鍋のお湯は捨てずに繰り返し使えます。
- 茹でる水は雨水などでも大丈夫です。(飲用水を節約できます)
- 数個を同時調理できます。
防災飯|ポリ袋でワカメごはんおにぎりを作る方法の注意点
- 高密度ポリエチレン袋(耐熱温度120℃)を使用してください。
- 空気はしっかりと抜いてから袋の口を結んでください。
- 耐熱皿を敷いた鍋でお湯を沸かし、そこに食材の入った袋を入れます。袋が鍋底や鍋肌に付かないように注意してください。
- お湯がグツグツしない程度、ポコポコくらいを維持しながら加熱してください。周りに可燃物は置かないでください。
- 食材、分量、気温など様々な条件で仕上がりが異なります。平常時にお好みの仕上がりを見つけておきましょう。
防災飯|ポリ袋でワカメごはんおにぎりを作る方法まとめ
災害時の食事は、ご飯・パン・麺類が多くなり、食物繊維が足りなくなりがちです。そのために、便秘になったりすることもあります。ワカメなどの海藻類を取り入れるのはとても大事です。
基本のご飯を炊く方法 → 【防災飯】災害時に役立つ!ポリ袋で簡単にご飯を炊く方法!
ポリ袋調理は、「有害物質が出るから体に良くないのでは?」というご意見も時々いただきます。
しかし、災害時の極限状態では、食べなければ生きていけません。
「ポリ袋でご飯を半合炊く方法」を”知っているけど使わない”のと、”知らないから使えない”のは全く別物です。
緊急時にこの方法を使うか使わないかは、ご自身の判断となります。
いざという時に備えて一度、ご自宅で作ってみることをお勧めします。
耐熱ポリ袋はアイラップが使いやすく、コスパが良いのでおすすめです。
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ぜひ、カセットコンロは一つ準備しておいてください。屋外での風を気にせず使えるタイプがおすすめです。ケースに入っていると、持ち出すのに大変便利です。
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