こんにちは、宮崎県在住 フードコーディネーターの りあん です。
昨日、行きつけのスーパーで買い物をしていたらこんなパッケージのかんしょ(さつま芋)があったんです。
気になったのは「日本地理的表示GI」という部分です。なんだろうこれ?と気になったので買ってみました!5個入って税込214円だったので即決です。
帰宅して調べてみたところ、「日本地理的表示GI制度」というのがあるそうです。
その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。と農林水産省のHPに載っていました。
地理的表示(GI)保護制度とは
「地理的表示保護制度」は、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。
農林水産省
ビジネスにおいては、その地域ならではの要因と結び付いた品質、製法、評判、ものがたりといった、産品の強みや魅力が見える化され、国による登録やGIマークと相まって、効果的・効率的なアピール、取引における説明や証明、需要者の信頼の獲得を容易にするツールになります。
農林水産省は、本制度によって、国内外における模倣品対策によりGI産品の名称・ブランドを保護するとともに、GIマークという統一ロゴの下、成功事例の横展開、市場展開を通じ、GIそのものの認知を高め、「GIブランド」を確立してまいります。
要は、国がブランドとして認めた産品に付くマークのようです。
し、知らなかった。
この制度に登録するメリットは以下のようです。
- 模倣品の排除が可能になる。
- 販路拡⼤や販売価格の上昇、生産の担い⼿の増加
- 品質管理の重要性を認識し、良質な産品を⽣産する意欲が⾼まる。
- 不正使⽤に対して行政が取締りを行うため、⽣産者の訴訟等負担がない。
- 自分たちのブランドの保護ができる。
- WTO加盟国等において、条約の規定による最低限の保護が受けらる。
- 地理的表示の相互保護に関する国際約束に基づき、当該国における登録と同等の保護が受けられる国等がある。
- 日本から地理的表示の登録申請が可能な国がある。
せっかく頑張って良質な産品を生産しても、後から他業者(他国)に模倣されてしまっては元も子もないので、国が保護しますよって制度なんですね。
宮崎県での登録状況
今回、私が購入したのは「ヤマダイかんしょ」でした。
買ってみてビックリしたのは、とにかく綺麗!ヒゲの処理もしっかりされていて、どれも傷がなくて色つやも良かったです。
生産者さんのHPを見てさらにそのこだわりにビックリ!凄い努力の結果、GIマークを取得したそうです。
宮崎県でのGIマーク登録は、このほかに「宮崎牛」だけでした。宮崎マンゴーやきんかんたまたま、日向夏なんか登録してありそうな気がしましたけど、今からなんでしょうね。
地産地消で節約料理
とても良質な かんしょ(さつま芋)が手に入ったので、豚汁にしてみました!地元産の食材って、他県よりもお手頃な価格で手に入りますよね。地元の食材を沢山食べて、その美味しさを他県の人にも知って欲しいなと改めて思いました。
かんしょのお味は、とっても甘くてホクホクで!最高でした♪てんぷらにしても美味しいだろうな~蒸しパンに入れたらおやつになるわ!作ってみよう~!!