こんにちは!フードコーディネーターの りあん です。
皆さんはメタバースってご存じですか?メタバースとは、ユーザーが自分の分身であるアバターを通じてコミュニケーションや経済活動を行うことのできる、インターネット上に構築された3次元の仮想空間のことです。
メタバースの特徴は以下の通りです。
- 現実世界を超える体験ができる
- コミュニケーションを通して経済活動が生み出される
- ユーザーがログアウトした後も、引き続き存在し機能する
- 没入感を高めるために高解像度で音もクリアな世界が作られている
私は一度だけ、宮崎科学技術館でVR(バーチャルリアリティー)を体験したことがあります。メタバースともなると日常生活ではまだまだ接点がありません。ですが、これから先、一般家庭でも活用されるようになる技術なのだろうと思います。将来的には、SF映画のようにメタバース上のサービスとデバイスが進化していけば、「食事と睡眠以外のほぼ全てが体験できるようになる」とも言われているそうです。
でも食事って人が生きていく上でとても大事じゃないですか。この食事をメタバースで充実したものに出来ないだろうかと考えてしまうのです。仮想空間と現実世界での食事を上手く組み合わせれば、もしかしたらダイエットできてしまうかも?しれないですよね。
食事の満足感を上げるのは見た目
フードコーディネーターとして料理をする時に気を付けていることの一つが「色味」です。暖色系の色は食欲を促進する効果があります。特に日本人は見た目の美しさで食欲が変わると言われています。しゃれた器に美しく盛り付けられ、素敵な空間で食事する。そんなの毎日だって体験したいですよね。
でも、現実はそうではありません。掃除出来ていない散らかった部屋で寝起きに食パン1枚を齧る、なんてことだってあります。突き付けられた現実を見ながら味わう食パンは…美味しいとは思えないでしょう…。
もしこういう状況の時にメタバースを活用すれば?
まずは寝起きにVRゴーグル装着!
サンサンと朝日が降り注ぐバルコニーに用意された真っ白なテーブルクロスのテーブルと椅子。眼下に広がるのは広大な海。キラキラと輝く海を見ながら齧る食パン…。いつもの食パンも一味違う。かすかに潮の香りを感じながら食べられてしまうかも?
これ良くないですか?
孤独な食事とサヨナラできる?
一人暮らしで仕事から帰宅し、食事をしようとするとまず会話なんてしません。テレビを付けたりスマホでYouTubeみたりしながら食事しますよね。今、孤食が心身に及ぼす影響が問題になっています。
もしこういう状況の時にメタバースを活用すれば?
テーブルに食事を準備したらVRゴーグル装着!
そこには仮想空間で繋がる友人が沢山いて、みんなでワイワイとテーブルを囲んでいます。今日の出来事を報告しながら、今食べているモノの味の感想を伝えながら、食事ができます。
同じものを食べていたとしても、脳の満足度は確実にメタバースでの食事のほうが高いと思うのです。
療養食やダイエット食をストレスなく食べられる日が来る?
例えば、
- アレルギーがあって食べられないものがある
- 病気のために療養食しか食べられない
- ダイエットのためにカロリーが高いものを控えている
実際に口にするのはアレルギー除去食であったり、塩分控えめであったり、脂質を抜いたものであったりしても、メタバースでは全て食べたい食事に出来るわけです。
メタバースで超豪華な鰻の蒲焼を食べながら、実際にはお豆腐で作った鰻もどきであったとします。それでも脳は本物の鰻を食べた状態に近くなるのではないかと思うのです。現実に鰻は高くて日常的には手が出ないです。でもメタバースで本物を食べた気になれば…これもある意味、節約料理なのではないかしら?
実際に食べるのは骨付き鶏肉だったとしても、メタバースでならマンモスの肉を食べている!なんてことも可能ですよね。
はじめ人間ギャートルズに私もなれる!!!!
そんな日も近い、かもしれないですね。