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【クマ被害で再認識】柿や栗を放置せず保存食とすることで被害を減らせ!

こんにちは!フードコーディネーターの りあん です。

最近、クマ被害についてのニュースが多く目につきます。どんぐりが凶作だった今年は、冬眠前のクマが満足に食事をすることができないため、人里に降りてきて食べ物を探すことが理由の一つなのだとか。

過疎化した町や村では、柿や栗の木が放置されています。その放置された木の実をクマたちは食べに来ているのだそうです。実が放置される原因は、高齢化による人手不足と昔ながらの保存食の作り手が減ったことが大きと私は思うのです。

物価高で日々上がり続ける食費に悩まされている人は多いですよね。今だからこそ、昔ながらの保存食に目を向けて節約料理をしていく時なのではないでしょうか。

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クマが人里に降りてくる理由

クマが人里に降りてくる理由は以下のものが考えられるそうです。

  1. ブナなどの堅果が凶作で、えさ(どんぐり)を求めてやってくる
  2. 人口減で耕作放棄地が増え、森と人里の境目があいまいになっている
  3. 柿や栗の木などが放置されている
  4. 人里でえさを食べる成功体験ができた

こうやって見ると、4番の成功体験を与える前に3番をなくすが有効なのではと思えます。全ての被害がそうだとは断言できませんが、原因を一つなくすことで被害を少しでも減らせるかもしれません。

クマが食べる物を放置しないことで被害を防ぐ

一昔前は、どの家の庭にも柿の木があって秋になると家族総出で収穫していました。渋柿であればそれを加工して干し柿にして、冬の間の食料としていました。それが今では放置されている状態になっています。

先日、長野県の高校生が「シブガキ応援隊」として、放置された柿の実を収穫しているというニュースを見ました。

こういう取り組みが増えれば、クマ被害も減らせるのではないかと感じました。このニュースでは柿は道の駅で配布されると報道されていましたが、これを調理科の生徒さんが加工して販売するという手だってあるのではないかと思ったのです。

収穫したものを保存しておく日本人の知恵

今のような加工品が簡単に手に入る時代になる前は、日本中どこででも保存食は家庭で手作りされていました。秋の味覚で作る保存食は沢山あります。

  • 干し柿
  • 干し芋
  • 栗の甘露煮
  • 栗の渋皮煮
  • ドライフルーツ
  • 果実酒
  • ジャム
  • 干しきのこ
  • 漬物

などなど

宮崎県で有名な保存食と言えば

  • 乾燥椎茸
  • 切り干し大根
  • (春であれば)干しタケノコ

などがあります。

他には何かありますか?皆さん知っていたらぜひ教えてください。

保存食は節約料理になる

こういった保存食、放置しておいても毎年できる作物だったらタダで手に入ります。大根など一度に大量に収穫されたものは旬の時期はとてもお安く手に入ります。物価高に悩まされる今だからこそ、ひと手間かけで保存食を作っておけば節約になりますよね。

各家庭で手間をかけられないというのであれば、国や企業が率先して事業として成り立たせてもいいのではないかと思うのです。放置されたり捨てられてしまう食料を加工することで、クマ被害を防いだ上に食料自給率もあがります。これってSDGsでもありますよね。

日本人の昔からの知恵「保存食」を、今こそ復活させる時なのではないでしょうか。

プロフィール
このサイトの管理人
りあん

綾 佳奈子(りあん)

\災害時に役立つ調理法を紹介/
調理師免許を持った【防災飯】フードコーディネーター

■ポリ袋でご飯を炊く方法がInstagramで720万再生
■手軽に揃えられる防災グッズをご紹介

[経歴]
*飲食店勤務を経て調理師免許取得
*諸塚村 森の恵のスープ料理コンテスト 入賞2回
*日本赤十字社宮崎県支部 炊き出しレシピコンテスト 優秀賞
*UMK 食べKID宣言 もったいないコンテスト 最優秀賞
*みやざき観光・文化検定3級

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