こんにちは!防災飯レシピを更新中の りあん です。
今回は、緊急時にペットボトルでご飯を炊く方法をご紹介します。
この方法は、あくまでも災害時の緊急用です。結論から言うと…あまり美味しくはありません。ですが、災害時の緊急用として覚えておくとよいでしょう!
まずは、災害時にペットボトルでご飯を炊く方法のメリット・デメリットをお伝えします。
- 容器が無い時に代用できる
- 約45分でご飯が炊きあがる
- 節水できる
- あまり美味しくない
- ペットボトルを切る器具が必要
それではさっそく実際に作っていきましょう!
防災飯|ペットボトルでご飯を炊く方法
調理時間:約45分(浸水時間をのぞく)
用意する物(代用できる場合は他のものでも可)
・カセットコンロ
・鍋
・耐熱皿
・茹でる用の水(雨水などでもOK)
・キャップがオレンジのホット用500mlペットボトル
・ジョウゴ(ペットボトルに米を入れるのに便利)
・タオル(蒸す時の保温用)
材料(米1合分)
・無洗米 1合
・水(清潔な飲用水) 230㏄
作り方
①ペットボトルにジョウゴを使って無洗米と水を入れキャップを緩めに閉めます。15~30分ほど浸水しておきます。
②鍋の底に耐熱皿を敷き、お湯を沸かします。
③②のペットボトルを鍋に入れ25分煮ます。
④鍋から取り出し、15分蒸らします。(タオルで包むと保温できます)
⑤キッチンバサミかナイフでペットボトルの上部を切ります。
⑥ラップを敷いたお皿に取り出します。
以上です。とてもかんたんです。
防災飯|ペットボトルでご飯を炊く方法のメリット
- ペットボトルに材料を入れて茹でるだけで、かんたんに出来ます。
- 洗い物がないので節水できます。
- ペットボトルのままで受け渡しができるので、衛生的です。
- 鍋のお湯は捨てずに繰り返し使えます。
- 茹でる水は雨水などでも大丈夫です。(飲用水を節約できます)
- 数本を同時調理できます。
防災飯|ペットボトルでご飯を炊く方法の注意点
- ホット用ペットボトルの耐熱温度は約85℃です。使用する際は自己責任になります。
- キャップがオレンジのホット用ペットボトルを使用してください。
- キャップはキツく閉めず緩めにしてください。中で空気が膨張して破裂する可能性があります。
- 耐熱皿を敷いた鍋でお湯を沸かし、そこにペットボトルを入れます。鍋底や鍋肌に付かないように注意してください。
- お湯がグツグツしない程度、ポコポコくらいを維持しながら加熱してください。周りに可燃物は置かないでください。
- 食材、分量、気温など様々な条件で仕上がりが異なります。平常時にお好みの仕上がりを見つけておきましょう。
防災飯|ペットボトルでご飯を炊く方法まとめ
炊きあがりは、上部には米の芯が少し残り、下部はべっちょりしています。ご飯として食べられなくはないですが、正直に言うと…あまり美味しくないです。
この方法は、あくまでも災害時の緊急用です。「有害物質が出るから体に良くないのでは?」というご意見も時々いただきます。
しかし、災害時の極限状態では、食べなければ生きていけません。
「ペットボトルでご飯を炊く方法」を”知っているけど使わない”のと、”知らないから使えない”のは全く別物です。
緊急時にこの方法を使うか使わないかは、ご自身の判断となります。
普段は、ポリ袋調理をご紹介しています。災害時に役立つ便利な調理方法です。ポリ袋でのご飯を炊く方法も、いざという時に備えてぜひ覚えておいてください。一度、ご自宅でも作ってみることをお勧めします。
耐熱ポリ袋はアイラップが使いやすく、コスパが良いのでおすすめです。
ぜひ、カセットコンロは一つ準備しておいてください。屋外での風を気にせず使えるタイプがおすすめです。ケースに入っていると、持ち出すのに大変便利です。