こんにちは!防災飯フードコーディネーターの りあん です。災害時に役立つ防災飯レシピを更新中です。
災害発生時のトイレ問題を、考えたことはありますか?
熊本地震の被災者を対象に実施した調査によると、
地震発生後、39%が“3時間以内”にトイレに行きたいと感じた。また、“3時間以内”と”6時間以内”を合計すると73%である。
との結果が出たそうです。(平成28年熊本地震「避難生活におけるトイレに関するアンケート」結果報告)
水や食料の備蓄は当然ですが、実はもっと早く必要になるのがトイレなんです。
東日本大震災や熊本地震、2024年の能登半島地震でも、多くの被災者がトイレ問題に苦しみました。水洗トイレが使えなくなり、仮設トイレが設置されるまで、多くの人が劣悪なトイレ環境で過ごすことになりました。
トイレ問題は、被災者の健康や安全を脅かす深刻な問題です。
トイレが不衛生になると、感染症のリスクが高まります。また、トイレに行くのを我慢することで、体調不良や脱水症状を引き起こす可能性もあります。
そこで今回は、災害時のトイレ問題を解決するためのポイントをご紹介します。
災害時のトイレ問題|携帯トイレを備蓄しておく
災害発生直後から使える携帯トイレがあれば、仮設トイレが設置されるまでの間、衛生的なトイレ環境を保つことができます。
災害時は断水するので、既存のトイレがいちど不衛生な状態になってしまうと、清掃して元に戻すのはとても大変です。最初の携帯トイレ対応ができるかどうかで、その後のトイレ環境が大きく変わってきます。
内閣府では、1人1日あたり5回の排泄を想定し、最低3日分、できれば1週間分の携帯トイレを備蓄しておくことを推奨しています。
上の写真は、我が家の防災リュックに入れているDAISOさんの携帯ミニトイレです。見つけた時に少しずつ買い足しています。
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防災士さんと共同開発したこの簡易トイレ、売れてるそうです!
災害時のトイレ問題| 簡易トイレを活用する
水洗トイレが使えない場合は、簡易トイレを活用しましょう。簡易トイレには、便器に設置するタイプや組み立て式など様々な種類があります。
写真は、防災フェアに出店されていた サバイバル英光さんのブースです。簡易トイレは、サニタクリーンをお勧めされてました。
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1枚150円程度でトイレ2回分なのでコスパが良いです!
こういったテントも準備しておくと、どんな場所でも簡易トイレが作れます。
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アウトドア用を防災のために準備しておくのもおすすめです。
災害時のトイレ問題|臭わない袋を使う
災害後は、ゴミ収集がストップするため、携帯トイレや生活ゴミの臭いも問題となります。臭わない袋を使うことで、臭いを抑え、衛生的な環境を保つことができます。
写真は、DAISOさんの消臭ポリ袋です。これも簡易トイレと一緒に防災リュックに入れています。
そして、もう一つ
トイレットペーパーも中の芯を抜いてつぶしてから入れています。忘れずに一緒に入れておいてくださいね!
災害時のトイレ問題| 排泄物の処理方法を事前に確認
災害発生後は、下水道が使えないため、排泄物の処理方法を事前に確認しておくことが重要です。自治体のホームページなどで確認できます。
宮崎市では、大規模災害発生時の災害廃棄物を円滑かつ適正に処理するため、自然災害の最大級である”南海トラフ巨大地震”の発生を念頭とした「宮崎市災害廃棄物処理計画」を策定しました。
https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/city/policy/environment/86063.html
宮崎市ではまだ検討段階のようで、具体的にどうするかは確認できませんでした。主要な避難所29か所(避難所収容人数合計 21,366 人)及び総合支所等に、マンホールトイレシステムを順次設置しているそうです。
災害時のトイレ問題|まとめ
災害時のトイレ問題は、決して軽視できません。適切な備えをすることで、被災者の健康や安全を守ることができます。
お住まいの自治体によっては、簡易トイレ等の準備が出来ていない可能性もあります。ぜひ、自分や家族の分を備蓄しておいてくださいね。
今回、ご紹介した携帯・簡易トイレは全てネットで購入できます。また、宮崎県の場合は「サバイバル英光」さんでも購入することが出来ますよ!
〒880-0902 宮崎市大淀2丁目6-22
TEL:0985-51-7403 FAX:0985-51-6016
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