こんにちは!防災飯フードコーディネーターのりあんです。災害時に役立つ防災飯レシピを更新中です。
2024年の能登半島地震では、給水車到着まで4日間を要しました。その間、備蓄の水で生活を送らなければなりません。いざ給水車が到着しても、避難場所まで水を運搬するための道具が必要です。そのため、飲用水の備蓄に加え、水を運搬するためのウォータータンクも防災グッズとして備えておくことが重要です。
今回は、家族の人数や給水所の場所などを確認し、自分にあったウォータータンクの選び方をご紹介します。
災害時に役立つウォータータンクの選び方|必要な水の量を確認する
災害時に必要な水の量は、農林水産省や東京消防庁のガイドラインによると、1人1日当たり1Lとされていますが、調理に必要なお水を含めると3L程度が必要です。
3人×3リットル=9リットル/日
10リットルのウォータータンクがあれば、1日1回の給水で過ごせます。
家族が多い場合などは、複数備えておきましょう。
ポイント
- 自治体によっては、1人1日5リットル以上の備蓄を推奨している場合があります。
- ペットや植物のことも考慮し、必要な水の量を計算しましょう。
災害時に役立つウォータータンクの選び方|持ち運びできるものを選ぶ
写真は、我が家の防災リュックに入れているDAISOさんの折りたたみウォータータンクです。今はこのタイプは販売終了しているようです。折りたたみウォータータンク(20L、バンド付)
ウォータータンクには、以下のような種類があります。
手持ちタイプ
手で持ち運ぶタイプです。軽量でコンパクトですが、重い場合は大変です。
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肩がけショルダー付
肩にかけて持ち運ぶタイプです。手持ちタイプより楽に持ち運べます。
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キャスター付き
キャスターが付いているので、転がして運ぶことができます。重いタンクでも楽に運べます。
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災害時は、水が入った重いタンクを家や避難所まで運ばなければいけません。女性や高齢者はもちろん、男性にとっても重労働です。
必要な水の量や給水所までの距離などを考え、ウォータータンクを選びましょう。
ポイント
- 給水車は、学校や公園など、広い場所に設置されることが多いです。
- 自治体のホームページなどで、給水車が来る施設を確認することができます。
宮崎市 応急給水資機材 (22地域自治区で設置されますので確認しておいてください)
災害時に役立つウォータータンクの選び方|素材
ウォータータンクにはハードタイプとソフトタイプがあります。
ハードタイプ
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- 丈夫で長持ちする
- 安定感がある
- 収納場所をとる
- ソフトタイプより重い
ソフトタイプ
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- コンパクトに収納ができる
- より安価
- 耐久性が弱い
- 安定感がない
ソフトタイプは、コンパクトに収納できますが、耐久性や安定感がないため破れてしまう可能性を考えて、2~3個用意しておくとよいでしょう。
ポイント
- ハードタイプは、ポリプロピレンやポリエチレンなどの素材で作られていることが多いです。
- ソフトタイプは、PVCやTPUなどの素材で作られていることが多いです。
災害時に役立つウォータータンクの選び方|機能性
ウォータータンクは、蛇口付をおすすめします。蛇口から出すことで水量の調節がしやすく、水の節約になります。
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蛇口がないと毎回開け閉めが必要となり、ホコリが入りやすくなったりと衛生的によくありません。
また、広口タイプのウォータータンクは、スムーズに給水ができ、中に手を入れて洗うことができるので、清潔に保つことができます。
ポイント
- 蛇口には、コック式とプッシュ式があります。
- 広口タイプのウォータータンクは、蓋が大きく開くので、洗浄しやすいです。
災害時に役立つウォータータンクの選び方|まとめ
断水してしまった時のため、自分の環境に合ったウォータータンクの導入をおすすめします。
明日は我が身です。日ごろから防災対策を見直しましょう!